氷がとけるように。
「これはいらないね。私しかいらないんだよね」


可愛い女の子が胸を強調してるDVD。


「おっ、探してやつ」


「いらないんだよね?」


「いるだろ」


私の手から奪い取った。


「目に付かない所に置いてよね。目障りだから」


「へーい」


荷物が少ない工藤の部屋。
洋服に興味がなく、引っ越す時に着ない服は捨てたらしい。


小さな本棚には車関係の本に料理本。
20冊弱のマンガ本に単行本。


いろんなジャンルのCDが数十枚、音楽と映画のDVDが30枚弱、大人系のDVDが4枚。
まだまだ出てきそうだけど。


鼻歌を歌いながら整理している工藤。
私の気も知らないで…。














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