氷がとけるように。
「七海、腹減らないか?」


「何か作るね」


「俺作るよ。チャーハンでいいだろ?」


「うん」


工藤がいらないと言った服をゴミ袋に入れる。
雑誌をまとめて玄関近くに置いた。


台所でフライパンを炒めている工藤の隣に立ち中を見る。


「美味しそうだね」


隣にはスープが作ってある。
ベーコンにシメジに、ほうれん草が入っている。手際がいいのに感心する。


「七海、スープに卵入れて」


テーブルに持って行き昼ご飯にした。







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