氷がとけるように。
「俊介、今から七海さんは私の友達だからね」


明るくて思ってる事を素直に言える由紀さんを羨ましく思った。
新しい友達なんていつぶりだろう。


「山下さんは七海さんの彼氏さんなんですか?」


早速、思ってる事を素直に聞いてきた由紀さん。


山下君が私を見た。
ちょっとの間が開き


「俊介も気になるでしょう?」


由紀さんが工藤に聞いた。


「…別に」


ボソッと言う工藤。
それを見た山下君がフッと笑った。


「友達かな。…今は」


「だって、俊介」


「聞こえてるよ」


















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