氷がとけるように。
6
「今日は家に居るの?」
休みの日のお昼過ぎ、テレビを見ていた私に話し掛けてきた。
「由紀さんから遊びに来てってメールきたから行ってくる。お母さんは?」
「今から美容室行ってくるから。ボサボサでしょう?後ろ」
ショート丈の後頭部を私に見せて言ってきた。
「ちょっと、伸びたね。予約入れたの?」
「あそこいつも人少ないし、行ったらすぐしてくれるからいいの」
お母さん行きつけの美容室。子供の頃は私も行ってた。他の美容室が綺麗で華やかなのに比べてちょっとだけ時代を感じる店内。
「戸締まりお願いね」
「わかった」
出掛けるお母さんに寝そべっていたソファーから頭を上げて返事した。
休みの日のお昼過ぎ、テレビを見ていた私に話し掛けてきた。
「由紀さんから遊びに来てってメールきたから行ってくる。お母さんは?」
「今から美容室行ってくるから。ボサボサでしょう?後ろ」
ショート丈の後頭部を私に見せて言ってきた。
「ちょっと、伸びたね。予約入れたの?」
「あそこいつも人少ないし、行ったらすぐしてくれるからいいの」
お母さん行きつけの美容室。子供の頃は私も行ってた。他の美容室が綺麗で華やかなのに比べてちょっとだけ時代を感じる店内。
「戸締まりお願いね」
「わかった」
出掛けるお母さんに寝そべっていたソファーから頭を上げて返事した。