氷がとけるように。
工場に行く前にケーキ屋に寄った。
イチゴのロールケーキを買う。クリスマスはまだ1ヶ月以上後なのに予約の用紙を貰った。
1年は早いなーと最近つくづく実感する。
季節が1つ移る事に置いてきぼりされている感じだ。子供の頃はなんにも思わなかった季節も大人になるにつれ身近に感じる。
車の音楽を冬の歌に変え無理矢理に冬を実感させる。
「こんにちは」
ドアを開けて事務所に入る。
パソコンで仕事していた由紀さんが顔を上げた。
「七海さん。待ってたよ」
椅子から立ち上がり大きくなったお腹を手で庇いながら歩いてきた。
「これ、皆さんで食べて」
「ありがとう。ここのケーキ美味しいよね。座って待ってて」
ケーキを受け取り奥の部屋へと入って行った。
事務所には由紀さん以外誰も居なかった。
車を止めた時、外を見渡したが外にも誰も居なかった。
イチゴのロールケーキを買う。クリスマスはまだ1ヶ月以上後なのに予約の用紙を貰った。
1年は早いなーと最近つくづく実感する。
季節が1つ移る事に置いてきぼりされている感じだ。子供の頃はなんにも思わなかった季節も大人になるにつれ身近に感じる。
車の音楽を冬の歌に変え無理矢理に冬を実感させる。
「こんにちは」
ドアを開けて事務所に入る。
パソコンで仕事していた由紀さんが顔を上げた。
「七海さん。待ってたよ」
椅子から立ち上がり大きくなったお腹を手で庇いながら歩いてきた。
「これ、皆さんで食べて」
「ありがとう。ここのケーキ美味しいよね。座って待ってて」
ケーキを受け取り奥の部屋へと入って行った。
事務所には由紀さん以外誰も居なかった。
車を止めた時、外を見渡したが外にも誰も居なかった。