friend from infancy
「いじ…め?」
「そうだよ。俺ね、いじめられてたんだ。中学卒業するまで」
うそ、要がいじめられてた?
私は、真っ先にこう思った。何で気づいてあげられなかった?
一番近くにいたのに…。
「ここだと、人も通るし聞かれるとヤダから久しぶりに俺の家で話しよう」
人がうんともすんとも言っていないのにまた、要は私の手を握って歩き出した。
いきなり、過ぎて頭が追いつけない。
ただ、私は要がいじめられていた事にショックを受けていた。