friend from infancy
教室に戻ると未来がすぐに俺に駆け寄ってくる。
「要!」
「未来…」
「何かあったの?泥だらけだよ」
未来は、俺に寄り泥を払ってくれていた。
「何でもない。ちょっと、ふざけて転んだだけだ。」
「そっか。でも気をつけてよ…怪我したら痛いんだから」
「うん…」
心配そうに見る未来。
「で、呼出し何だったの?」
「あ…いや、告白みたいな?」
咄嗟に嘘をついてしまった。未来には、心配かけたくないから。
「え、告白。」
「そう」
「要が…?」
「なんだよ」
未来は突然、笑い出した。
はっ?何だよ。
「可笑しい!要が告白とかウケるんだけど!」
「はー!?ふざけんなよ。これでも小学生の時よりモテてんぞ俺。しかも、俺クォーターだから尚更な」
「あは、嘘だあ!クォーターだからってなにっ…あはは」
「…っ未来のアホ!」
俺は、未来にからかわれ恥ずかしい気持ちと怒りがこみ上げ未来をアホ呼ばわりをした。
「私がアホなら要は、バカだね」
「なっこのアホ」
「バカ!」
「アホ!」
「バカぁ!」
「「………ふんっ」」
2人して顔を背く。