さぁ、好きと口にして。【BL】
「俺は、俺は。
頼りなくて、元気で馬鹿だけど…その割りにはサッカーうめぇし、虫嫌いとか、小さいとか、可愛いとこある…
早瀬が、早瀬の事が好きだ」
先輩は続けた。
「ずっと、気になってた。早瀬は天然で気付いてないだろうけど、モテんだぜ?
俺、とか同性から好かれても、視界にないって思ってて…ずっと、隠してたけど…。
早瀬にあんな事言われたら、もう抑えきれない」
チュッ。
というリップ音が部屋に響いた。
先輩、先輩、先輩!!
「大好き、です!」
俺は先輩に抱き付いた。
今度は、抱きしめ返してくれた。