好きなんて、100年たってもいえない
☆思い出☆


思い出せば、思い出すほど苦くて甘い恋だった。


チョコレートでいうと、

ブラックチョコレートのようだった。


苦いけど、わかる人には、わかる、密かな甘味が。


あれは、今から4年前。

中学1年生。


友達と、ある小さなおやきやさんにいった。


そこで出会った違う学校の男の子。


河上 真輔

井頭 龍


私は、真輔という男の子にひかれた。

背が高くて、ジャージを着ていたけど、とても上手な着こなしだった。


紫の線が入ったジャージに

上は、黒い十字架の刺繍。


そして、170はあるだろう背。


何よりも、にこやかな顔にひかれた。


あまーいマスクに


私の心は、わしずかみだった。
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