~天使ロード~
私の胸の心拍がいつも以上に、ドクンドクンと速く脈が波たっているのを、胸に手を押し当て自分の体で感じた。


そして大きく深呼吸して、一回呼吸を整える。

ぷっはぁ…
よし、これでもう大丈夫!


そう思っていた矢先、無造作にと池治先生の手によって教室の扉が開かれる。


私は教室にいる生徒の光景を見た瞬間、思わず足を吊って倒れそうになった。


あ、いたた…






だってそこにはいつもある日常の光景が無かったから。
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