~天使ロード~
「お父さん、聞いてくれる?
そんなこと恥ずかしくて出来ないし、ましてや私にはライバルの相手がいるの」


「ライバルってどんな奴なんだ?」


えー…いきなりオネエ語から普通の男勝りの声に変わった。
声を自由に操れるなんて大したものだ!

でもここで声を変えるのは、どうかと思うよ。


「青柳財閥のお嬢さん
青柳さんはお金持ちだから、家より優遇が利くんだよね…」


「青柳財閥…」


お父さんは悩むように眉間にシワを寄せ、う~んと威張ってる。





何か思い当たる節でもあるのかな?
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