~天使ロード~
私の気持ちはお構い無しに、屋上のドアノブに手を掛け、扉を池治先生が開けると…


そこには爽快な景色が辺り一面に広がっていた。


私はあくび混じりの背伸びをする。

手をぐーんと空高くまで上にあげる。


気持ちいい!!
ここに今すぐにでも寝転んで、お昼寝したいなぁー。


太陽が私の髪の毛に陽を照らすと、少しばかり暑く感じた。


「美桜」


池治先生が小さな声で私の名前を呼ぶ。


「池治先生?」
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