やっぱり好き。
「えーっと...とりあえず座る?」
小山くんはそう言って体育館に上がる階段に座った。
「「..........」」
2人間に沈黙が走る。
「あの、返事...聞かせてもらっていいかな?」
小山くんの言葉に私の心臓はドキドキしてきた。
そうだった。告白されたんだよね。
「えっとね。私、正直告白されたことなかったからびっくりしたけど、嬉しかったよ。ありがと。でも、私には好きな人がいるの。ごめんなさい。」
私は頭を下げた。
やっぱり私は司しか考えられない。
「それって高梨司?あいつはやめとけよ。」
「え?どーゆーこと?」
なんで小山くんがそんなこと言うの?