やっぱり好き。
「え?」
「お前の気持ちは一方通行なんかじゃないから。」
.....?
私は首を傾げる。
「だーかーらー!俺だってずっと麻里香が好きだから。」
司は耳まで真っ赤にしてる。
見てたらこっちまで赤くなるよ。
「うそー。初めて言われた。...うれしっ」
嬉しすぎて止まったはずの涙が流れた。
「何泣いてんだよー。」
「だって、嬉しいんだもん。」
ずっと欲しかった言葉を聞けたんだもん。
「もーほんとバカだな。」
司は照れたように笑ってる。
「あーまたバカって...チュッ」
私の言葉に被さるように降ってきたのは司からのキス。
初めてのことに頭がついていかない。