やっぱり好き。





「...でも小山くんも悪いよ。これからはこんなこと絶対しないで。」





これ以上、傷つく人を見たくないもん。





「...うん。そーだよな。ごめん。麻里香ちゃん。司も。」





小山くんは私たちに頭を下げた。





「はい、この話はおしまい!2人とも手出して!早くー!」





私の言葉に素直に手を出す2人。





私はその手を掴んで無理やり繋いだ。





「な、なんだよ。」





「何って握手だよ?仲直りには必要でしょ?」





司は眉間にしわをよせて、繋がれた手を離した。





「麻里香ちゃんすげえな。この司を言いなりさせるなんてさ。」





小山くんは腕を組んで頷いてる。





「別に言いなりじゃねえし。」





「へへっ」





司の意地になってる姿を見て笑った。




< 26 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop