やっぱり好き。
「...でも小山くんも悪いよ。これからはこんなこと絶対しないで。」
これ以上、傷つく人を見たくないもん。
「...うん。そーだよな。ごめん。麻里香ちゃん。司も。」
小山くんは私たちに頭を下げた。
「はい、この話はおしまい!2人とも手出して!早くー!」
私の言葉に素直に手を出す2人。
私はその手を掴んで無理やり繋いだ。
「な、なんだよ。」
「何って握手だよ?仲直りには必要でしょ?」
司は眉間にしわをよせて、繋がれた手を離した。
「麻里香ちゃんすげえな。この司を言いなりさせるなんてさ。」
小山くんは腕を組んで頷いてる。
「別に言いなりじゃねえし。」
「へへっ」
司の意地になってる姿を見て笑った。