やっぱり好き。
「...よいしょっ」
そう言って司は横になった。
なぜか私の膝の上に頭を乗せて。
「...きゃ!何よ、いきなり!」
突然の出来事にびっくりした。
「いいじゃん別に。俺、これの方がぐっすり眠れそう。」
司は私の膝の上で眠そうにまぶたをこすって目を閉じた。
「本当に寝てるじゃん。ばか。」
私は司の寝顔を初めて見た。
「...やっぱりいつ見てもかっこいいんだよね。悔しいけど。」
司はモテるだけあって顔が整ってる。
まぁ自分で自覚してるところがまたムカつくけど。