やっぱり好き。
「つ、つかさ!」
私は司を呼び止めた。
「なんだよ?」
勢いで呼び止めたから言うことなんてない。
「き、気をつけて帰ってね。」
とっさに出たのはこんな言葉。
「ん。」
やっぱり冷たいんだね。
それはどうして?
私のことが嫌いだから?
他に好きな子がいるから.....?
もー司が分かんないよ。
やっぱりこんなに好きなのは私だけなの?
私は司が帰ってからもしばらくその場所で立ち尽くしていた。