やっぱり好き。
そんなことを考えてると学校に着いて司の姿が見えた。
後ろ姿だけで司だって分かる。
「おは...」
「司くーん!おはよー!」
私の挨拶は誰かの声で遮られた。
「おはよ。」
声の方を見るとギャル。
耳にはたくさんのピアス、スカートは履いてんのかって思うくらい短い。
背も高いしスタイルもいい。
自分の体型と比べてため息をつきそうになる。
下駄箱でギャルと楽しそうに話す司。
無視して行きたいところなんだけど...
不運なことに私の下駄箱と司の下駄箱は向かい合わせ。
出来るだけそーっと気づかれないように...