やっぱり好き。
.......ーーーーー
「ラブレター?!」
「しーっ!しーっ!」
朝のホームルームが終わって手紙のことを親友の唯に話した。
案の定、唯は大きい目をさらに大きくして大声を出して驚いてる。
私は顔の前で人差し指を立ててしーっ!のポーズをした。
「で?誰からなの?」
「あー、小山正樹って人。唯知ってる?」
「えーー?!」
さっきより大きな声で驚く唯。
「何よ?」
「だって、だって、小山くんってモテモテなんだよ?知らないの?」
私はコクンと頷いた。
そういえば私、司以外の男の子の名前ほとんど知らない。