キスの日*今までで最高のキスを。



「ヒナ…恥ずかしいよ…」



あたしの制服のワイシャツを背中の辺りで握って、顔はあたしの肩に乗っかっていて、利樹が息をはくたんびにくすぐったい。




恥ずかしいと言った利樹の耳はほんのりを通り越して、真っ赤だ。



「利樹、あたしの顔を見なさい」




「む、無理です…」




真っ赤な利樹を無理やり離して、おでことおでこをくっつける。


< 6 / 15 >

この作品をシェア

pagetop