うみねこ
昼を過ぎて、病院に行った。
すると看護婦さんが
「ここに、猫ちゃんのデータを書いてください。」と言われて、カルテを二つ渡された。
項目は、
飼い主の名前。
電話番号。
性別…は分からないからいいか。
そして、
猫の名前、住所。
住所なんて書いたらうちの猫じゃん。
どうしよう。
看護婦さんに言ったら、一応書いてくれと言ってくれた。
名前はあとで考えます、と、しろとくろにした。
しろもくろも男の子だった。
幸い、どちらも痩せてる以外に異常はなかった。
子猫用のキャットフード食べさせてください、と言われただけだった。
よかった。
動物病院を出てそらに電話した。
「本当に飼うの?」
「飼うよ。誰かにあげたらまた捨てられるかも分からない。」
「うちはペットOKの家だけど、他の人大丈夫かな。」
「お隣さんはハスキー2頭飼ってるよ」
「そっか。ちょっと考えてみるね。ありがとう。」
「できるだけ、飼う方向に考えてほしい。私の飼いたいっていう感情を無視しても、あの子たちが心配だから」
車の中でずっと考えた。
そして、ある結論に至った。
「確かに猫は好きじゃない。
でも、嫌いでもない。
アレルギーでも嫌いでもなければ、飼えばいいじゃない。
現に、猫を飼いたがっている人がうちにいる。
これは、運命かもしれない。
運命には逆らえない。
この猫は、うちの猫だったんだ」
すると看護婦さんが
「ここに、猫ちゃんのデータを書いてください。」と言われて、カルテを二つ渡された。
項目は、
飼い主の名前。
電話番号。
性別…は分からないからいいか。
そして、
猫の名前、住所。
住所なんて書いたらうちの猫じゃん。
どうしよう。
看護婦さんに言ったら、一応書いてくれと言ってくれた。
名前はあとで考えます、と、しろとくろにした。
しろもくろも男の子だった。
幸い、どちらも痩せてる以外に異常はなかった。
子猫用のキャットフード食べさせてください、と言われただけだった。
よかった。
動物病院を出てそらに電話した。
「本当に飼うの?」
「飼うよ。誰かにあげたらまた捨てられるかも分からない。」
「うちはペットOKの家だけど、他の人大丈夫かな。」
「お隣さんはハスキー2頭飼ってるよ」
「そっか。ちょっと考えてみるね。ありがとう。」
「できるだけ、飼う方向に考えてほしい。私の飼いたいっていう感情を無視しても、あの子たちが心配だから」
車の中でずっと考えた。
そして、ある結論に至った。
「確かに猫は好きじゃない。
でも、嫌いでもない。
アレルギーでも嫌いでもなければ、飼えばいいじゃない。
現に、猫を飼いたがっている人がうちにいる。
これは、運命かもしれない。
運命には逆らえない。
この猫は、うちの猫だったんだ」