嵐龍
そんなこと言ってるけど・・・ホントに大丈夫なの…?
そんなことを思ってもいたら…だんだん身体が震えてきて…息もしづらくなってきた…
唯「ハァ…ハァ…ハァハァ…ハァ…ハァ…ハァハァ…」
あのときと同じ…
最近はこんなこと全然なかったのに…
雷人「そんなに心配しなくてもやっ「唯どうしたんですか?」」
奏多が少し焦りながらこっちに近づいて聞いてきた。
それを聞いて他のみんなもこっちに近づいてきた。
春「唯ちゃん〜」
陸「大丈夫ー?」
晃「どうしたんだ〜?」
雷人「唯。」
雅人「唯。どうした」
颯「唯…大丈夫…?」
いつもは寝てて全然話しかけて来ない颯でさえ、心配して近くに来てくれた…。
月華「唯。落ちついて…大丈夫だよ!あの時みたいにはならないから。雷龍は強いよ!」
奏多「唯、落ちついてゆっくり深呼吸してください。」
奏多は何かに気づいて私のことを考えてか色々やってくれてる。
でも、いまは白虎との戦いに行ってほしい…
唯「奏多…ハァハァ…ハァ私…のハァ…ハァハァことは…ハァ…いい…から…ハァハァ…早く…白虎…ハァ…のとこハァ…行って…ハァハァ…ハァ…」
奏多「わかりました。月華、唯のこと頼みますよ?」
月華「うん。」
ハァ…ハァハァ…ハァ…ハァ…ハァハァ…ハァ…
雷人「じゃあ行くぞ!」
白虎「やっと出てきたか。雷龍さんよ!」
月華「唯、大丈夫!?ゆっくり落ちついて呼吸して。吸って…吐いて…吸って…吐いて…。」
月華の指示通り何分間かそれを繰り返していたら…過呼吸が収まった…
月華「大丈夫よ。雷龍は強いよ。」
唯「認め…たくは…ない…けど…、雷龍…と過ご…した時間…楽しかった…。だから…失いたくない…。
それに…あの時…みたいには…誰…にも…なって…ほしく…ない…」
何日か雷龍と一緒にいてそう思えるようになった…。
それは…あいつ等が…ナイフを隠し持ってるのが…見えたから…。
あの時…も…あの人は…私の前で…ナイフに…刺さ…れて死んだ…。
月華「私も!私も楽しかった。失いたくない。唯…行こう。唯が大事なものをまた失わない為に。戦いに。」
唯「うん。行こう…。」
~唯side end~