ハンズ
「イヤーン。」

調子にのる、ぺぃちゃん。

フガフガと言いながら激しく揉みしだく。


「バカだろ、
お前ら…。」


学校指定のスリッパで2つ頭を叩かれると、お粗末な漫才が終わる。


准とその後ろから注がれる眩しい太陽を見上げ、ぺぃちゃんと笑いあった。

「ったく、お前らは。」

男前の顔をクシャっと歪めて、准が笑う。
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