ハートの形した花





「そこを何とかならんかね?やっぱり、こういうことって住岡の力が必要なんよねー」




俺は、粘った。
それにびっくりしたのか、住岡も反応してきた。




「京介がこういうことを提案すること自体珍しいんやけど、それプラスでここまで粘るっていうんも珍しいな」




俺ってそんなに諦めるのが早いってことか?




「よーし、わかったよ」




とうとう住岡が折れてくれた。
と、思ったんだが・・・




「ただ、条件がある」




「条件?」




「勝負しろ」




俺と九は顔を見合わせた。




< 138 / 345 >

この作品をシェア

pagetop