ハートの形した花




「お前、遅刻」




「女の子とはおしゃれに時間かかるもんなの!」




「対して変わってないやん」




「はあ?京介くん、乙女心わかってなさすぎ!」




はいはい。
だから、俺は相生に振られたんですよーだ。




俺たちがいがみ合っているのを止めるように、住岡がコホンッと咳した。




「で、考えたんやけど・・・」




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