ハートの形した花
盲点だった。
というか、存在を忘れていた。
大島は、確かに俺とは普通に接してくれる。
九とは喋ったことはあまりなさそうだが、あいつはコミュニケーション能力に関しては最強だ。
どんな人とも仲良くなれるし、何よりも友情を大事にする奴だ。
あいつは、この納涼大会に必要だ。
「で、昨晩、大島にも声をかけてみたんよ」
おおー!さすが住岡!
やることが早い!
「やけど、断られたよ」
・・・え?