ハートの形した花




予想通り、九は根を上げた。




「あー、もうダメ。私のことはおいて先に・・・」




「九ー!!」




二人の即興コントを無視して、俺は先を急いだ。




「京介くん、ノリ悪っ・・・」




「そうだぜ?京介」




こいつらは遠足気分らしい。




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