ハートの形した花




階段を駆け下りてくる琴吹。
一年前のあの日と違って今日はちゃんと私服に着替えてあった。




「あ、住岡くんと、九さんと、京介くん。上がってー!」




なんかすんなり琴吹の部屋へ上げてもらった。




もっと渋るのかとも思ったが、よくよく考えると、こんなところで立ち話。
なんて話じゃないし、よかった。




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