ハートの形した花
それからみんなの仲が気まずくなり、バラバラになった。
それぞれが別の友達と遊び、話した。
俺も川田とケシバトをしたり、隣のクラスの常磐や高瀬と話をしたり、遊ぶようになった。
「まさか、お前が転校することになるとはね・・・」
公園のブランコに座り、高瀬が言う。
「兄貴・・・なんとかならないんですか?」
「もう決まったことやし、それは変わらんよ」
そう笑って二人に話した。
「でもさー、あと2週間しかないわけやろ?なんかやり残したこととかないん?」
そう高瀬に言われ、考える。