ハートの形した花
しかし、九は、自信満々だ。
「これから電話で北村に交渉しない?」
いや、もう無理だろ・・・
はっきり中止と言われたんだぞ・・・
しかし、九は相生のお母さんに話して、電話をかけ始めている。
それをただ見ている4人。
「ねえ、九さんは何を考えてるんやろ・・・」
西田が小さい声で話す。
「わからんけど、まあ、待ってみようや」
そして、電話を終え、九は言った。
「6月4日、昼の2時から美術室使わせてもらえることになったから」
う、嘘だろ・・・