ハートの形した花
白石は竹ぼうきを離し、俺の胸ぐらを掴んだ。
「いいか!?僕は、香恋ちゃんを、本気で・・・本気で・・・。それじゃのに、なんで・・・なんで君なんじゃ!!」
「や、やけん・・・俺やな・・・」
息ができなかった。
「まだ白を切るんか!君も香恋ちゃんが好きなんじゃろ!!男なら堂々と言ってくれ!!」
「ちが・・・」
白石の腕の力が強くなる。
「言え!!じゃないと諦めきれんのんじゃ!!!」
「お・・・俺は・・・」
もう意識が・・・
「俺の好きな人は相生だ!!!」