極彩色のクオーレ





●セドナ(セドナ・ボルティックスストーン)

実は最初こいつを主人公設定にしていましたが都合によりサブメインキャラに左遷された不憫っ子です、でも主人公張りの仕事しましたね(笑)名前を宝石にちなんだはずでしたが、セドナって地名だったんですね、最終章書いているところで気づきました、地理は苦手です。ちょっとひねくれた素直じゃない子です。でも根はやさしく真面目だからみんなに好かれています。私もみんなと混ざってこいつを赤面させるのが楽しくて仕方ないです、一途っていいですよね。セドナがニコに教えた「悔しい」という感情は、決して悪いものではないと思っています。本気で必死で頑張っていないと、悔しいなんて絶対に思いませんからね。その時はもやもやするし、悲しくなって嫌になるけれど、自分が今立っているその場所から一歩前に踏み出す推進力になります。「悔しさをバネにする」というなじみあるフレーズをモチーフにしたのが、セドナとヒーラーのお話でした。あと意外にも後半かっこよくなっていたのでびっくりしました、周囲の目や判断、評価などを一切気にせず、自分が抱いた価値観や気持ちを信じ貫き通すのって、けっこう難しいことですよね。それをやってのけたセドナは男です、たくましく成長しました。いやあ、愛の力って素晴らしい。結婚してからはティファニーに優しく尻に敷かれまくってます(笑)


●ラリマー(ラリマー)

まさに「好奇心」を体現する男の子を出したくてこうなりました。ファンタジー世界じゃないと活き活き書けませんからね、私の技量的に。おバカだけど頭は悪くないです、計算型のおバカ。悪乗りするときは大抵計算上。正直こいつを書いているときが一番楽しくて、特に得意の話術で言いくるめているときが最高で、気づいたらおいしいところ取りのキャラになってしまいました。メイン3人が霞むレベルにでしゃばってましたね。でもこのくらい行動力がないと人間ダメになっていく気がします。今は何でも過不足なく「与えられる」時代、だからこそ探究心やそれに火をつける好奇心は不可欠でしょう。「悔しい」とはまたベクトルの異なる推進力です。ラリマーは多分これからもずっとおじいさんになっても好き勝手大陸をふらふらして、帰ってくるたびにリビアに半殺しの目に遭わされるんじゃないかと思います。もう少しリビアへの恋慕とか書けたらよかったですね、この二人の恋心はニコ以外察することが難しい「分かりづらい」をイメージしていたのが主な原因ですが。作中でも少し触れてますが、今のラリマーの旅の目的は石像病を完治するための方法探しとなっております。愛の力って素晴らしい(2回目)。




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