メビウス
「な、何でアキラ君がここにいるの!?」



私以外の人間が存在してないなんて、もう何度も、イヤという程確認済みだ。



「俺がここに来たのはちょっと前だよ」



私の脳内に乱舞するクエスチョンマークを見抜いたのか、アキラ君は言う。



「俺は、お前を元の世界に戻すためにここに来た」
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