メビウス
私の予想通り、お母さんの顔が曇った。

暫く沈黙が続いたが、お母さんはため息混じりに切り出す。



「ユミがちゃんと回復したら言おうと思ってたんだけどね……」




そのままお母さんは私の手を引き、別の病室へと案内してくれた。
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