私の意地悪な旦那様

昼休みを告げるチャイムが鳴ると、すぐに売店へと駆け込む。


急いで向かったはずなのに予想以上に売店は混雑していて、たくさんの人に揉まれながらもやっとこさパンを1つ手に入れることに成功した。

何も食べれないよりましだと自分に言い聞かせて、そのまま屋上へと向かう。

私が急いで駆けつけたのは、売店が混む前に…っていうのもあるけれど、やっぱり1番の理由は織部先輩にいち早く会うためだった。


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