最後の言葉~お姉ちゃん、ありがとう。~
でも、お姉ちゃんの為に言ってるのに…
そんな言い方されたら…
『お姉ちゃんの為に言ってるの!!!
出てこないんなら、永遠に部屋の中で泣いてればいいじゃん!!』
うちはそう言ってリビングへ行った。
お母さんは心配そうな顔を向け、
こう言う。
「美夏…。
お姉ちゃんの為に言うのはいいけど、言い過ぎるのはだめよ…?
お姉ちゃんだって人間なの。
傷つく時もあるから…。」
『はい…』