最後の言葉~お姉ちゃん、ありがとう。~
*大喧嘩*
*大喧嘩*
ご飯を食べようと、椅子に座った。
食卓には、いい匂いがプンプンするカレーが置いてあった。
食欲ないなぁ…
そのまま、ボーッとカレーを見ていると、
「美夏…?
食べないの…??
冷めちゃう前に食べちゃいなさい…?」
お母さんが悲しそうな表情を浮かべこちらを見て言った。
『食欲ない…
ごちそうさま…』
うちはそう言って2階にある自分の部屋へと足を運んだ。
部屋に着くと速攻でベッドにダイブした。
はぁ…何でお姉ちゃんはいつもあんなんだろ…
人の気持ちも分かろうとしないで、自分勝手すぎるよ!
こっちの気持ちも考えてってば…
「ぐすん…ぐすん…」
隣にある姉の部屋から、鼻をすする音が聞こえる。
「……の…。で……ぉ…がい…!」
ん?
他にも何か言ってる…?
耳を澄まして聞くと…