ひだまりシュガー ~イケメン達の秘密ノート~
亜沙子は、不安で元気のなかった私を元気付ける為にそんなことを言ったのだと気付き、私は涙が出そうになった。
そして、とうとう・・・
なかなか言えなかったセリフを・・・言おうと思った。
「ね、亜沙子。私と亜沙子って・・・親友だよね?」
ずっと言いたかったけど、こういうことは確認し合うことでもないんだと思って、口に出せずにいた。
私は言った後、急に恥ずかしくなり、手に持っていたハンカチで顔を隠した。
「うん、当たり前だよ。陽菜が私の初めての親友だよ!だから、陽菜には元気でいて欲しいんだ。」
亜沙子が私のハンカチを奪って、自分の顔を隠した。
私と亜沙子はハンカチを取り合いながら、照れ合っていた。
この高校に来て、良かった。
こんなにも大事な親友ができた。
もう堂々と言える。
『亜沙子は親友!』って。