ひだまりシュガー ~イケメン達の秘密ノート~



バレると思い、私は隣の教室に隠れた。



そのせいで、有希ちゃんの言葉がはっきりと聞こえなかったけど、「ありがとう」って言ったような気がする。




ドラマみたいだった。

こんなドラマチックな恋が、この学校のいろんな場所で巻き起こってるんだ。




教室に残された山田のことを思うと、私はどうすればいいかわからなかった。



元気よく教室に入って、山田に話しかけるのがいいのか、このまま一人にしてあげるのがいいのか。




「悪趣味だなぁ、陽菜ちゃんも・・・」




え?


小さな声に振り向くと、教室の端っこに優雅がいた。



「な!!なんであんたが?」





< 121 / 466 >

この作品をシェア

pagetop