ひだまりシュガー ~イケメン達の秘密ノート~
「本当に行きたいです。会いたいです・・・王子ぃぃぃぃ!!」
『来てくれ~!陽菜~!』
私は、窓を開けて、夜空を眺めた。
「晴斗さん、月見えますか?」
『ん?あぁあ?見えるよ。今、外にいるから満月が見えてる。』
「離れていても、同じ月が見えるんですね・・・」
私は、てっきり・・・研修=遠い場所って思ってたんだ。
『離れてないぞ~!俺、遠くに行くって言うたかぁ?同じ市内にいるんじゃ。しかも、市役所から15分くらいのホテルで研修じゃ。』
「そうなんですか!!!遠いと思ってた!!嬉しい。」
そんなに近くにいたんだ。
勝手に山奥だと思ってたよ。