ひだまりシュガー ~イケメン達の秘密ノート~
ドキドキな一日
「遅くなってごめんね。やっと帰国しました。大沢優雅です。」
・・・呆れるくらいに爽やかな顔で、彼は自意識過剰な自己紹介をした。
そんな姿に目をハートにしているうちのクラスの女子。
もちろん、いつもはクールは親友亜沙子まで。
私は少し冷めた目で、プリンス優雅を睨むように見つめた。
外見的には120点。
こんな高校にいていいの?って思うくらい完璧で、
他の男子がじゃがいもに見えてしまうようだ。
「俺の席ですけど、身長高いんで一番後ろでいいですか?先生!」
優雅の爽やかさに負けたのか、先生もただただ頷くばかり。
・・・一番後ろ?
嫌な予感がした。