ひだまりシュガー ~イケメン達の秘密ノート~
「帰ってから電話で言います!!」
「そんなん許すと思ってんのかぁ?俺が陽菜の為に時間作ったのに・・・好きって言ってくれねえなら、来た意味ないんじゃ。」
もう辺りは暗くなっていた。
消えかけの街灯が、王子の顔を照らしていた。
「す・・・きです。」
「よろしい!!」
王子は、私の肩にそっと手を回した。
「ごほうびにどっちが良いか選べ。缶コーヒーか、俺の抱擁か・・・」
王子の手が肩に当たっていて、体が震えそうなくらいに緊張していた。