ひだまりシュガー ~イケメン達の秘密ノート~
「俺、あの赤い鞄の女の子の隣がいいです!」
え・・・
ちょっと待って。
隣の男子はたまたま今日休んでいるだけで、空いてるわけじゃないですから!!
「ど~も。よろしくね。俺、優雅!」
どうしても口調がホストっぽく感じる。
さすがイタリアとのハーフ。
女の扱いには慣れてるってことか。
「どうも・・・」
不機嫌な私の顔を覗きこんだ彼の顔は、
太陽みたいにキラキラしてて
瞳が茶色くて、吸い込まれそうに綺麗だった。
心とは裏腹に、私の体はその顔にときめいてしまっていた。
「ふん。相変わらずだな、優雅は。」
斜め前の汗かき王子が、ふくれっ面で優雅を見た。
どういう関係?
この二人。
年上のプリンス優雅に対して、そんな口の利き方するなんて
ただならぬ関係?