ひだまりシュガー ~イケメン達の秘密ノート~
「ひどいよ!!小早川が毎日来てもいいって言ったのに!!許せない!」
「多分ね、先生は嘘ついてる。誤解されるって言うのも本当かも知れないけど、私の気持ちに気付いたんだと思う。だから、これ以上私が好きにならないように、そう言ったんだと思う。」
亜沙子は、本当に小早川を好きなんだ。
私もきっと同じことを思う。
王子が・・・
もしも・・・
「陽菜は頑張って!!私の分まで!!」
亜沙子は私の手を力いっぱい握った。
その「さち」さんが誰なのか、調べようと思えばすぐに調べられる。
すぐに、誰なのかわかる。
でも、調べたくなかった。
亜沙子も私も、「さち」さんのことを封印しようと思った。