ひだまりシュガー ~イケメン達の秘密ノート~
王子は心の中に何かを抱えてる。
それがはっきりとわかった。
忘れられない女の人がいるっていうのは、本当なんだ。
「どうしたらいいんじゃ・・・」
「私も、どうしたらいいかわかりません・・・」
ただ、手を繋ぎながら、2人ともため息をついた。
王子を救いたい。
でも、私が王子を好きでいることで王子を困らせて、苦しめているのなら・・・
もうあきらめた方がいいのかな。
「陽菜は、今のままじゃ辛い?はっきりしてほしいって思う?」
王子は、悲しい表情をしていた。
階段に貼られたゴミ分別のポスターには、『清水』って名前のはんこが押されていた。
それだけでドキドキする。