ひだまりシュガー ~イケメン達の秘密ノート~
思い出せる全ての女性の先生を思いだし、一人ずつ消去法で消して行った。
私は、心に何か引っかかるものを感じた。
思い当たるのは、保健室の美人で有名な先生と・・・
音楽の先生だった。
まさか・・・
どっちが王子の相手なのか、聞くのをやめた。
知りたくなかった。
その先生の顔を真っ直ぐに見ることができなくなりそうだったから。
「俺、女って信じられんのじゃ。だから、陽菜にもいっぱい辛い想いさせたな。ちょっと、無視されたり、他の男と仲良くしてるの見ると、もう俺のこと冷めたのかって思うんじゃ。彼女でもないのにな。」
「辛い想いなんてしてない!私、ずっと幸せでした。王子と出会えて、電話したり、デートしたり、本当に幸せだった。」
もうお別れなんだ。
王子との楽しい電話も、夜の公園でのデートも・・・最後なんだね。