ひだまりシュガー ~イケメン達の秘密ノート~
「何見てんの~?陽菜ちゃん。」
英語の先生に怒られないように、黒板と市役所を交互に見る私に
優雅が声をかける。
なぜかいつも席をくっつけだがる。
ガタガタ…
「もう、くっつけないでよ!」
私が机を押し返すと、優雅は余裕の笑みを浮かべる。
「陽菜ちゃんも素直じゃないなぁ。英語苦手なんだったら、俺が教えてあげるよ。」
白紙のノートを見て、優雅は自分のノートを貸してくれた。
「お前、嫌がってんのわかんね~の?」
私と優雅とのやり取りを聞いていたサッカーバカ山田が
振り向いて、呆れたように言った。