ひだまりシュガー ~イケメン達の秘密ノート~
だから!!
山田と優雅はどういう関係??
年上の優雅に『お前』呼ばわり。
「かわいいなぁ、相変わらず悟は。なぁ?」
一枚上手って感じの優雅が、私の顔を覗きこみながら同意を求めた。
山田がチッと舌打ちをしながら、また私と優雅を見た。
その時、山田の視線が…
私を通り越して、市役所の方に向いた。
私も慌てて、市役所に視線を移した。
日差しが眩しかった。
さっきまでのウキウキした気持ちが一気に消えていくのがわかった。
太陽の光が市役所のガラスに反射していた。
灰皿王子の隣には
喫煙女がいた。
そして、王子と同じように胸の前で腕を組み、こっちを見ていた。
絶対に私達の教室を見ているんだとわかった。