ひだまりシュガー ~イケメン達の秘密ノート~



あ、また忘れてたぁ!!!




私は窓際に向かって猛ダッシュした。





そこには、私の王子様が・・・


怖い顔して立っていた。




【ごめん!!今、優雅に1年生が告白しに来たの!】



急いでメールを送信。





【嫉妬してんの?】



王子からのそんなメールに、私は真っ赤になって喜んだ。




王子は、結構束縛するタイプなのかな。


私が優雅に嫉妬したと思って、怒ったのかな。




「かわいいーーー王子!!」





窓から王子に向かって叫ぶ。



いつの間にか、クラスのみんなが、私の恋を応援してくれていた。



気付いたクラスの仲間達が一斉に窓際に集まり、王子に向かって叫んだ。



「せーーーのっ!!おうじーーーーあいしてるーーーー!!」




赤面する私。


大笑いする亜沙子。


ちょっとふてくされた山田。

ここに優雅がいれば、一緒になって叫んでくれたんだろうな。





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