ひだまりシュガー ~イケメン達の秘密ノート~
放課後、私と亜沙子は、優雅を連れ出して中庭へ向かった。
「陽菜ちゃん、そんなに嬉しそうな顔されると、俺複雑なんだけど・・・」
優雅は、悲しそうな顔で私を見た。
う・・・
優雅のその子犬系の瞳・・・
かなりやばい。
「で、どうだった?」
私と亜沙子で、優雅を挟み、ベンチに座った。
「告白だったの?」
亜沙子の問いに、優雅はゆっくりと頷いた。
「俺のこと、外見じゃなく、中身が好きだって言ってくれた。」
へ?
私と亜沙子は、目がテンになった。
優雅のことを外見じゃなく好きになったと言うその1年生は、優雅の何を知ってるの?
なぜか、私も亜沙子もちょっとしたジェラシーを感じた。
「優雅の中身知ってんの、私達だけじゃん!!」
「そうだよ!!」